看護師を志す高校生にナイチンゲール精神を知って欲しい

波乱万丈な生涯

看護の仕事を理解する為には、看護の基礎を作ったナイチンゲールを知る事も必要です。裕福な家庭に生まれ育ち、教育もしっかり受け、才女としてナイチンゲールは少女時代を過ごします。しかしナイチンゲールが目指したものは、その時代、貧困層の女性がやるような劣悪な看護の仕事でした。彼女は才を生かし、劣悪な医療環境改善や看護の質を上げる努力、看護師の養成等、生涯に渡って現代看護の基礎を作りあげた素晴らしい女性です。そこには人を救う人道精神が宿っているのです。

看護師への道のり

看護師になる為には、看護師を養成する学校で勉強してから国家試験を受け、合格すると看護師免許を交付され看護師になれます。高校を卒業して看護師を目指すには、学校選びも重要です。医療専門学校の看護学科や医療大学では、看護師試験と一緒に、保健士と助産婦の試験資格も学べる等、学校選びによって出来る事も増えます。看護師免許を交付されて初めて看護師の仕事に就けますが、1人前の看護師になる為には、ナイチンゲールのように経験を重ね、スキルアップを意識して看護師の職に就かなければいけません。

適している性格

看護師の仕事は多忙です。その為、看護師に向いている性格は、精神力が強い、向上心がある、思いやりと優しさを持てる人が良いとされています。ナイチンゲールの不屈の精神が宿る看護師の仕事は、病気や怪我で苦しむ人を回復に向ける為に様々な手伝いをする事が基本です。人命を預かる仕事ですから、当たり前に大変ですが、そこには元気になっていく患者さんがいて、嬉しさややりがいも同時に感じられます。そのお陰で精神力も強くなりますし、更に患者さんを楽にしたいと向上心も湧いてくるはずです。