看護のシンボルのナイチンゲールを知る

波乱万丈な生涯

ナイチンゲールの生家は恵まれた家庭でした。大切に育てられたナイチンゲールは、教育もしっかりと受け才女でもあったようです。ですが、ある事がきっかけとなり、家族の大反対にあいながらも看護の仕事を始めます。才を生かし、今までにない看護をするナイチンゲールは後に、クリミア戦争におもむき、過酷な戦場で傷病兵の看護に就きます。その後、クリミアの天使と称された、現代も受け継がれる彼女の精神の秘密をナイチンゲールの生涯から見つけてみましょう。

優秀な管理者

ナイチンゲールが看護を行った期間はわずか2年半と知る人も少ないと思います。その理由は、彼女の優秀な管理能力にあったようです。ナイチンゲールが看護を始めた頃は、とても粗悪な中での看護でした。ナイチンゲールはその看護現場を様々な方法で改善していきました。やがてその噂は広まり、彼女はクリミア戦争の負傷兵の看護にあたる事となるのです。その際も、大胆な医療現場の改善を図り、献身的な看護を行ったそうです。それから看護の管理者として働きかけ、後の看護師の仕事の原点を作り上げたのです。

現代に続く功績

ナイチンゲールの功績は、医療看護の改革に留まらず、看護師学校の設立も手掛けました。この活動はアメリカを中心として世界に広がっていき、今の看護学校にもその功績は称えられています。また、ナイチンゲールの書いた、看護覚え書きは素晴らしいものがあり、それを参考にして看護学校が作られて行ったのです。現代の看護に置き換えても全く古臭さを感じない教えのようです。この様に、ナイチンゲールが亡き後も、彼女の功績は受け継がれているのです。