ナイチンゲールの精神を受け継いだ看護師の仕事とは

看護師への道のり

看護師を目指す為には、まず看護師を育成する専門校への入学が必要です。高校を卒業して学ぶ場合は、看護短期大学や看護師学校、又は養成所には3年制の看護専門学校、4年制の看護大学があります。4年制の看護大学や医療専門学校の看護学科では、保健士や助産婦の受験資格も同時に得られる為、どこで学ぶかは入学前にしっかりと調べておく事が大切です。現在、看護師の国家試験合格率は90％以上となっていますが、そこにはしっかり勉強をしての条件がありますので決して安易に考えてはいけません。

一日の業務内容

国家資格に合格し、看護師免許を交付されてようやく憧れ看護師になりますが、、看護師の業務はハードワークです。看護師の1日の業務は、時間との戦いと言っても良いかもしれません。看護師1名に、担当患者さんは大体5～6名位つきます。朝のバイタルチェックに始まり、患者さんに様々な介助、検査や手術の手配や見送り等、やる事はたくさんあります。その他夜勤もありますので、気力体力共に消耗しがちですが、患者さんの回復や退院をみると、やはり嬉しさややりがいを感じる事ができます。まさに、ナイチンゲールの精神が宿る仕事です。

適している性格

看護師は確かに向き不向きがあると思います。看護師に向いている性格のベスト3は、精神力が強い、向上心がある、優しく思いやりがある性格と言われます。看護師は、ナイチンゲールのように不屈の精神が必要です。また、早く一人前の看護師になる為の向上心、病気や怪我で苦しむ患者さんの立場を理解できる思いやりや優しさも必要です。患者さんの死に直面もしますので、強い精神力も求められます。しかし、大切なのは看護師を続けたいと思う気持ちなのではないでしょうか。

内科と外科の違い

看護においての内科と外科の違いはさほどありません。外科的処置でも内科的処置でも、患者さんを看護する意味では一緒です。ただ、手術や外科的処置で回復を見込む外科は、主に患者さんの入れ替わりも早い為、スピード感があります。内科はその逆で、慢性化した疾患を持つ患者さんが多い為、じっくり1人の患者さんの看護をする事が多いのです。また、看護師の世界は、ナイチンゲール精神で分け隔てなく看護する事が仕事ですので、看護をする上で外科内科の対立はありません。

ストレス対策は必須

ハードワークの看護師は強い精神力が必要です。しかし、時にはナイチンゲール精神で挑むのも疲れきってしまう事もあります。その為に、自身の健康管理やストレス発散は必須です。実は看護師は鬱になる人が意外に多いのも現状です。ですので、休日を利用して自分の趣味に没頭したり、心身のリラックスの為に、アロママッサージやご褒美代わりにエステに行く等、ストレス対策を行うと良いです。しかし、何をしても気分が晴れない、疲れがどうしても取れない場合は、鬱を疑う事も大切です。その際は早めに専門医に相談する事が大切です。